こんにちは、Musukoです!
前回の記事の続きになります。tyuugakusei-birder.hatenablog.com
北戦場ヶ原でノビタキ・ホオアカ・ホトトギスなどを満喫したので、
コマドリが見られるという切込・刈込湖へ向かいます。
時刻は8時半。
ここが切込・刈込湖に繋がる道の入り口です。完全に山の奥へ入っていく道ですね。
険しいだけでなく、熊が怖くなってきます。何度か目撃情報もあるそう。
薄暗い道を歩き始めて5分ほど経った頃。
山側の斜面に、10匹ほどのニホンザルの群れがいました!ちゃんと撮れたと思ったら、ボケボケでしたね。
距離はありましたがかなり睨まれていたので、足早に退散。
初めて見ましたが、意外と大きくて驚きました。
少しずつ上り坂になっていく道を進んでいくと、突然すぐ近くから、コルリの囀りの前奏のような声が!
近くの岩に登って、姿を探します。すると...コルリではなく、ムシクイでした。
いい表情をしてくれました。地味だけど可愛い。飛ばれてしまった後、エゾムシクイの囀りが聞こえたので、エゾムシクイのようです。
石神井では春の渡りで時々見かけましたが、この辺で繁殖しているんですね。
さらに進むと、湖へと降っていく階段に到着。
この辺から、少しずつコマドリの囀りが聞こえてきました!
そして、まず見えたのが、刈込湖です!
今までかなり薄暗かったので、一気に明るくなり少し安堵します。湖面は綺麗なエメラルドグリーンです(カワウの目を思い出す)。
どうやら西端に砂浜があるようですが、今回はスルー。
湖畔沿いを歩いていくと、頭上からオオルリの囀りが聞こえてきました。なんとか見つけましたが、逆光で真っ黒。
なんとか綺麗に写そうと悪戦苦闘していると、湖畔とは反対側から、キクイタダキの群れが近づいてきました!しかし、こちらも写真は惨敗。
とはいえ、繁殖地でキクイタダキを見るのは初めてだったので、収穫ですね。
引き続き、刈込湖沿いを進んでいきます。この写真では伝わらないかもしれませんが、「もののけ姫」に出てきそうな森でした。
ふと遠くの湖面に目をやると、どうやら水鳥がいるようです。
カルガモにしては白いな、と思ってみてみると。なんと、キンクロハジロでした!
オス2羽しか見つからなかったんですが、非繁殖の越夏個体なんでしょうか。
標高1600mですから、渡りをしなくても大丈夫なのかもしれませんね。
湖畔沿いの道からは、4、5羽コマドリが鳴いているのが聞こえるんですが、姿は全く見えず。
メボソムシクイ・ミソサザイ・ルリビタキなどの声も聞こえました。
さらに進み、刈込湖の隣にある切込湖畔へ歩いて行きます。
こちらも、鳴き声が聞こえる鳥は刈込湖とほぼ同じ。
本命のコマドリはというと、道からかなり遠いところにいるようで、なかなか見つかりません。
1時間ほど切込・刈込湖畔を往復しながら探しますが、全くダメ。
少しずつ曇ってきたこともあり、10時ごろには諦めて、山王峠方面へ向かいます。
切込湖東端まで来ると、今までで一番近くから、コマドリの囀りが聞こえてきました!
ラストチャンスということで、粘ること20分。
突然、僕が立っている少し先の遊歩道に、ひょこっと現れました!!
慌ててカメラを向けましたが、あっという間に藪に戻ってしまいます。
今日初めて姿を見れたので、絶対に逃すまいと、血眼になって探します。
そして、執念で撮った一枚がこちら。ボケボケのブレブレですね。
ただ、野生の(餌付けされていない)コマドリを自力で発見でき、一枚でも姿を写真に納められただけで、大満足。
その後は、湖面の方に飛んでいってしまいました。
もちろん、もう少し腕と条件が良ければ、とは思いますが、綺麗な写真は来年以降の宿題ですね。
その後、山王峠までの上り坂を歩きましたが、野鳥は見つけられず。涸沼付近でジュウイチとルリビタキの囀りが聞こえましたが、こちらも姿は見られませんでした。
ということで、奥日光はこれで撤収。
コマドリを撮れただけで、大満足でした。
これだけ標高の高い環境は、普段なかなか触れられないので、エゾムシクイ・メボソムシクイ・ルリビタキ・ジュウイチ・キクイタダキなどが確認でき楽しかったです。
ただ、1秒たりとも熊の恐怖が頭から離れませんでしたね。
撃退スプレーを買わないと、そろそろ遭遇してもおかしくない気がします。
奥日光を撤収したのが11時で、その後三本松で昼食をとり、帰りに渡良瀬遊水地に少し寄ったんですが、それはまた別の記事で。
最後に、久々の動画を貼っておきます。
コマドリはこちらの方が見やすいかな?www.youtube.com
それでは。
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