こんにちは、Musukoです!
前回の記事の続きになります。
tyuugakusei-birder.hatenablog.com
旭市の海岸でシノリガモやクロガモに出会えたので、昼食をとり夏目の堰の南側の農耕地へ。
県道265号と266号の間のエリアを、歩きながら白鳥の群れを探します。
珍しいガン類が紛れているらしいので、それを求めて白鳥の群れをしらみ潰しにチェック。どの群れも採食に夢中でした。車や歩行者が近くを通っても、逃げる様子はなかったです。
中には首輪付きの個体も。そろそろ北帰行が近いでしょうから、渡りのルートが分かるんでしょうか。
いくつか20羽〜の群れを見ましたが、どれも白鳥のみ。
群れと群れを飛んで移動することも多く、飛翔姿がたくさん撮れました。やはり青空に映えますね。
「ちょっと通りますよ。」
1時間ほど農耕地を歩くと、ひときわ規模の大きな群れを発見。60羽以上いたと思います。
かなり近づいても警戒する素振りがないので、すぐ近くで一羽一羽見ていきます。
目の前でうとうとしていたのは、アメリカコハクチョウでした。昼下がりは鳥も眠くなるんでしょうか。この日はかなり暖かかったですしね。
さらに見ていくと、またもや目の前に、違和感のある鳥が!白鳥よりも小さい体、ピンクの嘴、そして何より真っ白な体!
間違いありません、ハクガンです!!この日の一番のターゲットでしたから、飛び上がるほど嬉しかったです!
こんなに唐突に、目の前に現れるとは思いませんでした。
見つけてしばらく見ているとすぐに、畦を越えて草むらに入ってしまいました。白鳥は大きいのでまだ見えますが、このサイズだとかなり隠れてしまいます。
また出てくるのを待ちつつ、他にもガンがいないか探すと、一羽黒いガンが。シジュウカラガンです!!
この子もハクガン同様、この日のメインターゲットでした。
かなり近い距離ですが、寛いだ様子で羽繕い。何度か羽も広げてくれました。別角度からも。こちらを見ていると、シジュウカラガンと同じ田んぼにハクガンがやってきました!嘴だけじゃなく、足も赤いんです。
シジュウカラガンもそうですが、やはり白鳥と比べるとぐっと小さく感じますね。白鳥が大きいのか。
この子もやはり採食中の様でしたが、その後白鳥同士の喧嘩に巻き込まれて遠くに飛んでしまいました。
再びシジュウカラガンに目をやると、畔に上がって休憩中のよう。この鳥は絶滅危惧種なんですよね。
宮城など大規模な越冬地には沢山いるんでしょうが、ここには一羽のみでした。
夏にファンランドなどの北欧で出会ったカナダガンに似ています。↓首の付け根の白い輪の有無が1番わかりやすいですね。あと、カナダガンは体感ですが白鳥並みに大きかったと思います。
僕はこの鳥の存在を知らなかったので、北欧で出会った時はシジュウカラガンだと思ってました..。笑
一方、白鳥に混ざるハクガン。サイズもそうですが、意外と腰の黒い羽(風切り羽でしょうか)が目立つので、遠くからでも存在感があります。
因みにハクガンも絶滅危惧種で、一度は日本の越冬個体群は絶滅したと考えられていたそうです。今は回復傾向の様ですが、ここでは一羽のみでした。
無理矢理2ショット。
ずっと羽繕いや休憩していたシジュウカラガンは、その後田んぼに向かい採食を始めていました。背景が茶色いと見づらくなってしまいますね。
1時間ほどの間、たくさん楽しませてもらったので、撤収しようと帰路へ。
周りには相変わらず白鳥がたくさんいます。
普通の田んぼに白鳥がいる風景は素敵だなとしみじみ思いました。
ということで、車に乗り移動していると、上空に猛禽の姿が。完全にシルエットですが、この子は..ハイタカのメスですね。
2時半ごろに夏目の堰を出て、4時前に茨城県の稲敷市、妙義の鼻へ。
昨年ハイイロチュウヒのねぐらいりを見られたので、今年も行ってみました。
着くとすでに、チュウヒが枝に。しばらく遠くを飛ぶチュウヒたちを見ていると、ハイイロチュウヒのメスが登場!
チュウヒにアタックしたあと、しばらく飛んで葦の中へ。
その後も時々チュウヒやこのハイチュウのメスが出てくれましたが、5時になってもハイチュウのオスは現れず。
ということで、この日の探鳥は以上です。
念願だった夏目の堰、さらには旭市の海岸に行けて、ハクガンやシジュウカラガン、シノリガモやクロガモなど、見たい鳥をしっかり見ることができ、充実した1日でした!
今年の冬は受験や諸々でなかなか鳥見に行けていません。
来週末はどこに行こうかな..。
それでは。
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