こんばんは、Musukoです!
大満足の戸隠探鳥を終え、長野県から新潟県へ向かいます。
今回は元々、家族で新潟へ旅行に行くはずで、戸隠はその寄り道でした。
ホテルに15時半ごろに着いたので、鳥のことは特に意識せず、少し散歩します。
ただ、これにカメラを持って行ったのが大正解に。
ホテルを出るとスズメの声がしたので、カメラを向けると!リフトの電線に止まっているのは、ニュウナイスズメでした!
標高800mでも、普通にいるんですね。
そして、ホテルから歩いて20分ほどのところに滝があると聞いたので、そちらへ向かいます。
その道は、斜面にできた、幅1mほどの細い散策道。
キビタキやサンショウクイの声を聞きながら、所々ある熊よけの鈴を鳴らして進みます。
しばらく行くと、オオルリの声がかなり近くで聞こえます!いた!!
斜面の低い側にいたので、大体目線で撮れましたが、枝被りが...。16時近かったので、西日を受けていますね。
そして、目的地の滝に到着。綺麗な滝でした!マイナスイオンが気持ち良かったです。
この日は、その後、Uターンでホテルへ戻りました。
ちょっとした散策で想定外の成果だったので、翌日に期待が膨らみます。
ということで、翌日の5月5日。子供の日ですね。
日の出が早いこともあり5時に起床し、5時半には散策を開始。
ホテルを出た瞬間から探鳥ができる、最高の環境ですね。
始めに、昨日歩いた滝に続く道へ。
歩き始めて5分で早速、木々の間を飛び回る2羽の鳥が!
オオルリのメスには年に一度くらいしか出会えないので、テンション上昇。
ただ、まだ薄暗いのでシャッタースピードが上がらず、写真は上手く撮れません。かなり近かったんですが、悔しいですね。
さらに細い一本道を進んでいくと、行手でサンショウクイが、無言で採食をしていました。
滝に着いたので折り返しますが、同じような出会いが続きます。
そこで、去年の秋にエゾビタキなどに出会った方へ向かいます。
そこは笹も茂っており、コルリも夢ではないのでは?!と妄想。
3kmほど山道を登った標高の高いところにあるので、地道に登っていきます。
しばらく行くと、頭上からキビタキの柔らかい囀りが。オオルリより滑らかで、穏やかな感じがします(個人の感想)。
しばらく見ていると、縄張り争いが勃発!
目の前の枝に来て、一節だけ囀ってくれました。ありきたりな写真ですが、新緑とこの鳥は、本当に似合いますね!
さらに、キビタキたちの上には、サンショウクイのカップルが登場!オスもメスもモノクロですが、模様で雰囲気がだいぶ変わりますね。オスは巣材集めに勤しんでいました。
その後も、より高い標高を目指して歩き続けますが、どうやら妙高山に入っているようで、急斜面がきつい!
行手の遥か先からはツツドリやクロツグミ、エゾムシクイの声が聞こえましたが、ギブアップ。声を聞けただけで十分癒しでしたよ。
と言うことで、時刻は7時半。再び例の、滝につながる道を進みます。
途中クヌギの木に差し掛かるとスズメの声がしたので、見上げてみると、またもやニュウナイスズメでした。クヌギの何を食べてるんですかね?
さらに滝へ向かって進んでいくと、オオルリが至近距離で鳴いています!
こちらに気づかれないように、あえて熊鈴を鳴らさずに近寄っていきます。
そして、角を曲がり切ると、目があったのは、オオルリではなく...
見つめ合うこと20秒ほど、完全に思考が停止してしまいました。
その距離なんと5mほど、国の特別天然記念物ニホンカモシカです!!
一度2、3歩下がると、斜面を駆け上って、消えていきました。
一呼吸おいて、再び進んでいくと。先ほど進んで行った方向の先で、またもやこちらを見つめて立ちすくんでいました。
今までも時々、写真や噂は耳にしましたが、相当な憧れを抱いていました。
もののけ姫のシシガミ様を感じるような、異様なオーラをまとっていましたね。神秘的でした。
気を取り直して進んでいきます。
先ほどから鳴いていたオオルリを発見。
しばらく見ていると、目の前に降りてきてくれました。前に太めの枝が入ってしまいましたが、綺麗に撮れたので大満足。
朝食の時間が近づいてきたので、ホテルに向かい引き返します。
ホテルのすぐ近くで、サンショウクイの群れに遭遇。目線ほどの高さで、周囲を飛び回ってくれました。白黒の鳥ですが、新緑が背景になると映えますね!
その後、ホテルへ戻り、探鳥は終了。
ホテルから半径2kmほどしか歩いていないんですが、夏鳥天国ですね!
特に、サンショウクイとニュウナイスズメがそこらじゅうにいて驚きました。
カモシカとの出会いは本当に印象的で嬉しかったですが、
また一つ熊に近づいてしまったと思うと怖いですね。気をつけなければ。
それでは。
<ブログランキング>
<使っているカメラ>